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ガソリンの種類と フューエル1 の実力


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結構 お客さんから聞かれるのがね

「ガソリン 何を入れたらえーの?」

ってな事

 

今日はそんなお話

 

まあ バイク乗りなら普通はガソリン 入れますよね

軽油や灯油 入れないでくださいよ

(エンフィールドなんかは ディーゼルエンジンもあったような)

 

でね ガソリンってレギュラーとハイオク

あるでしょう?

「俺 バイク大事にしたいから ハイオク入れてるねん」

は まあ正解っちゃー正解なんですが

走り方 見てると無駄に空ぶかししたり

大事にしてたんちゃうん?

思うこともあったりしますが

何がちゃうん?

そこ 気になりますよね

 

まず一つに「オクタン価」ってのがあってね

ゆーたら 燃えにくさの具合です

ハイオクってのは オクタン価がハイ(高い)ってな意味で

レギュラーに比べて燃えにくくなってます

 

なんでやねん?燃えやすい方がえーんちゃうん?

ですよね

でもね 以前のエンジンの部分

でもちょっとお話しした通り

ガソリンなんざ 圧縮して ぎゅーぎゅーにしないと大爆発はしてくれません

でね ガソリンに限らず 水でも空気でも なんでもね 圧縮すると 温度が上がる ってな自然の法則がございます

出来るだけ圧縮しまくって ボカン! ってなこと したいわけやんか

ただ、圧縮しすぎるとガソリンが熱を持ち過ぎて 自然発火 ってな事が起こります

プラグで ここ!今! ってな時に着火させてベストなタイミングで爆発させたいのに

その手前で勝手に燃えられると やっぱりね具合が悪いわけです

というわけで ぎゅーぎゅーに圧縮しても、自然発火しないようにするにはどーしたらえーと思います

そう オクタン価を上げるんですよ

 

なので まあ普通にノーマルで乗ってる分にはレギュラーで上等ですが

(ハイオク指定のバイクもありますがね)

エンジンチューンして圧縮を上げたりね した場合はハイオクが良いよ ってな事になるわけです

 

で、話を戻して

「俺バイクを大事にするからハイオク入れるねん」

の部分ですが

もー1個 レギュラーとハイオク 違いがあって

エンジンの中を綺麗綺麗したるわ ってな洗浄剤的な?

そんなのがハイオクには入ってます

テレビでガソリン屋さんのコマーシャルでも  

ハイオクを入れて 透けてるエンジンの中身がツルツル テカテカ

ってなイメージをね流してたりしますが

まあ タンクにガソリンを入れますよね

で、キャブやらインジェクションを通ります

キャブはあんまり違いが分かりませんが インジェクションなんかは

詰まって出が悪くなることがあるので 効果はあるかもね

で、次にイン側のバルブ周り

ここも洗浄してくれるとカーボンの蓄積が軽減されますね

次は燃焼室

ここもピストンヘッドのカーボン 落としてくれそうやん

次はアウト側のバルブ

もうここに到達する頃には爆発して燃えかすになってるので まだ洗浄剤 あるん?

と思いますが まあここもカーボンの蓄積は軽減されますね

次はマフラーですが 流石にマフラーの中まではどーなんでしょーねー

 

とね 洗浄剤がその辺を綺麗にしてくれるってなもんなんですが

僕の経験では ハイオク ずっと入れてるお客さんのバイクをオーバーホール

そんな事もありますが コマーシャルのようにツルツルテカテカとは程遠い

真っ黒けっけです

レギュラーと 違いあるの? ってなもんですが

これね 検証出来ません

これを僕は「ハゲ薬の法則」と呼んでいますが

ハゲてきたなー リアップとか カロヤンハイ 使ってみよっと

1年後 ハゲが進行してますが それを

使ってたから ここで食い止まってるねん なのか

使ってなくても そんなもんやったんちゃうん? なのか

使ったせいで進行してるやん なのか 検証出来ませんよね

毎日 右半分だけ使ってみよっと なら 左右で違いがわかるんでしょーが

そんな恐ろしいこと 誰も出来ません

ガソリンも同じでね

ハイオク入れてたから この程度 なのか

ハイオク入れてても こんなに真っ黒けやん なのか

全く同じバイクを 全く同じ状況で乗る事なんて無理ですから

比べようがありません

まあ とにかく コマーシャルのような ピッカピカではないのは確かです

 

でね 「バイクを大事にする」という観点で ハイオクの洗浄成分

あるものとしてね カーボンの蓄積からは ある程度 守ってるんでしょーが

無駄な空ぶかしから ピストンやリング 、シリンダーの摩耗に関していうと

洗浄剤ってのは全く意味がありません

 

結果 お客さんが「ガソリン 何入れたらえーの?」

の問いには ハイオク指定でなければ「レギュラーでえーよ」

そう答えるわけです

 

でね さっきのオクタン価のお話あったでしょう?

メーカー様は基本 レギュラーのオクタン価に合わせて作ってたりするようです

そこにハイオク入れるとどう?

燃えにくくなってるでしょう?

別にね 乗っててわかるかわからないか ってな程度のもんですが、排気量が小さいほど その違いは顕著に現れて 「なんか遅い」

そう感じるかもね

さらにアメリカのガソリンってのは 日本のハイオクよりオクタン価が高いとか聞きますから アメリカのバイクって何よ

そう ハーレー

こいつは まあハイオク指定と言っても良いんじゃーないですか?

実際 レギュラー入れて走っても どーも思いませんでしたけどね

 

いやいやいや でも 俺 カーボンからエンジンを守りたいねん!

ってな人もいるでしょう

カーボンの蓄積って 意外と鬱陶しい問題で

最近の原チャリなんかは カーボンが溜まって圧縮低下 ってな事 よくあります

なんでカーボンで圧縮 落ちるの?

これまた エンジンの部分でお話しした通り

圧縮工程では 上の蓋(バルブ)が両方閉まってるわけです

ペタっと閉まってるその間にゴリゴリのカーボンが挟まって 蓋 閉まりきってないやん

ってな事が まああります

これねSRみたいなビッグシングルでもたまにあります

酷い場合は不動車の仲間入り ってな事で エンジン開けて キレイキレイするってな作業ですが まあ エンジン開ける工賃 結構なもんです

さらに 最近はインジェクションですよね

これもね まあ詰まってきよるわけで ブシュっと出て欲しいもんが ピヨヨ くらいになると パワーダウンもあります

それを回避するために ハイオク入れるってなもんですが それもあんまり期待できへん

そこで ワコーズさんがグッドなもん 作ってます

 

 


 

ワコーズの営業の人に聞きましたが

もーね これがワコーズの稼ぎ頭なんですよと

で、店に来て いろんな実験してくれるわけですが まあ目の当たりにすると、えーモンです

試しに 他の1500円ほどする添加剤で同じ実験しましたが 全く効果が違いました

なので ホームセンターに500円とかで似たようなもん売ってますが

それも信用しなくなりました

そんなベストセラーのこちら 置いてるバイク屋さんも多いでしょうし

当店も常に在庫していて 1万キロを超えた4ストの原チャリなんかには 入れてもらう事が多いです

ヘッドのオーバーホールに何万円も使うより 2000円弱で予防できたら まー良いですよね

タンクにジョボジョボって入れるだけやし。

(別にワコーズの回しもんじゃーないですよ それでも疑うならフューエル1 でググってみて下さい)

 

まとめるとね

ガソリンなんざレギュラーで上等!

ハイオク入れて パワーダウンや効果があるかどうかわからない洗浄成分に期待はできませんしね

で、5000キロから1万キロに一本 フューエル1 入れてみる

(実際 バイクはタンク容量 少ないので 1本を数回に分けて入れるんですがね)

ハイオク指定車も なんなら入れて下さい

 

がベストと 僕は思います

 

レギュラーとハイオク 10-20円 変わってくるでしょう?

それを1万キロほど乗った時の差ってね 2000円じゃーきかんのとちゃう?

ならレギュラー入れといて フューエル1 入れる方が得かもね

 

で、さらに これは秘密のお話ですが

若い頃 ガソリンスタンドでバイト してましたが

スタンドのガソリンタンクって地下にあるんですよ

減ってきたなー ってタイミングで タンクローリーがやってきてその地下タンクに補充するわけですが

早番のある日  バイトは見た!

ハイオクのタンクに レギュラー入れてるやん!

もしかすると 全国でそこだけだったのかもしれませんし、

結構 あっちもこっちもしてるん?かも知れませんし 分かりませんがね

もーそーなってるとオクタン価も洗浄剤も無くなってきますね

そんな事もあってね

まあ これは僕の一意見ですが ハイオクなんざ入れんでえーよ

 

経験談から基づく 僕のオススメするガソリン管理のお話でした