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バイク屋の断るお仕事


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季節はバイクから遠のいて行きますが、

イヤイヤ 今年はコロナだから?

どこのバイク屋さんもお忙しいんでしょう

 

当店も漏れなく、一向にお仕事が減りません

人というのは常に無い物ねだりで、

今となっては依頼がなく、そのかわりに自分の好きな形に在庫を作っていたあの頃を遠い目で見てたりします

まあ 贅沢っちゃー贅沢なお話なんですがね

 

まあそんな関連で、今日はバイク屋さんが「断るお仕事」

そんなお話

 

せっかく来て頂いたわけですから 断る!っちゅーのはね なんだか高飛車な気がして

滅多にしないんですが

当店 族車は修理も改造もしません

たまに来るんですがね、やんわりお断りします

ほな 族車の定義って何よ!

なんですが まあ びよよーんと背もたれの長いシート

前 見えてんの?ってなアッパーカウル

当店の基準はこの二点ですかね

やっぱりね 土地に根を張ってやってるわけで そんなのが出入りするバイク屋

ご近所さんも 警察様も その目や対応が変わってくるじゃないですか?

増して 当店 改造屋なので特にね。

その前に 族車  好きくない  いや 嫌い ってのが多いんですがね

せっかくオーバーホールしても あんなにレブ入れて わざわざ人に迷惑だけかける走り方

まあ 個人的には嫌いです

 

と、族車のお話はその辺にしといて

こちらのブログ 読んでいただいている人はご承知の通り

当店は パーツ持ち込み 大歓迎です

っちゅーか 仕入れるのが面倒なので 買って持ってきてよ!

ってなスタンスです

時期的に何かが合致したのかどうか分かりませんが そうしてから

なんだか お店の経営が楽になったような気がします

整備や掃除や そっちに時間を割きたいところ その上 パーツの注文とか

金の勘定とか  やりたくないわけです

シンプルに 持ってきたものを取り付けて そのお代を頂く

僕一人のお店で このメリット とっても大きいわけですよ

かの本田宗一郎さんも 経営のごちゃごちゃした事は 藤田さん?藤崎さん?

とタッグを組んで、お任せしていたらしいです

比べるもんがビッグ過ぎますがね、僕は経営者よりも整備士でいたいわけです

なんですが 来るお客さんから

「パーツの持ち込み 他店で断られた」

「そこで買ってないから修理も断られた」

とのお話もよく聞きます

そーなんですよ

どっちかっちゅーと そっちがメジャーで 当店のようなところがマイノリティーなわけです

まあ 横から同業者のおっさん達を見ていても

整備士と経営者

バイク屋の社長っちゅーたらこの二者に分かれますよ

僕のような日々の金の計算や 年1の申告は嫁に任してる ってなところはまあ 「整備士」

なんでしょう

っちゅーわけで パーツを持ち込んで付けて欲しい方

お近くでそんなバイク屋を探して下さい

少ないながらも こんなネットでなんでも買う時代ですからあると思います

 

あとは修理ね

いまだに そこで買ってないから修理しない ってなバイク屋さん よく聞きますが

まあ 分からんでもないお話でね

例えば 新車の販売が好調なお店

そりゃ 新車売ってるのがバイク屋さん 一番楽チンなんですよ

新車なのでそうそう壊れないでしょ?

中古車に比べてクレームも少ないでしょ?

当面は訳の分からない修理しなくても 簡単な定期的なオイル交換とかね

そんなので乗ってもらえるでしょ?

で、エンジンや 電気系 これが悪いとなれば 「乗り換えたら?」

これは商売として楽チンですよね

一方 修理メインとしてるショップは そりゃー すっと直ることもあれば

なんやねんな! ってな なかなか直らない場合もあるわけで

右から左の商売に比べるとその回転数は段違いに遅かったりします

でね 後者の方が技術的に上!みたいに読み取れるかもしれませんが

右から左 そんな商売にもやっぱりね 目利きや お客さんを買う気持ちにさせるセールストークなり

技術は必要です

これね さっきのお話と同じで 整備士か経営者  ってな住み分けになるわけですよね

なので 君が修理を求める場合 先と同じように 頑張って探して下さい

 

 

次に改造のお話ね

「うちは改造車は見ません!」

こんなお店も多いですよね

これも実にわかる!

当店 改造屋ですが 自分でやった  や  どっかのショップでやった改造車は

「もー やめてくれや!」ってな事が多いです

で、当店ならそんなおかしな所 もっと言えば危険な所は作り直したりしますが

溶接機をはじめとする工作機械  そんなもん置いてないバイク屋の方が多いですよね

そりゃ どーにもこーにもならんわけで それがね 外から見てわかる所なら良いですが

バラして初めてわかる ってな箇所も多く、バラしたけどどーにもならんやん

となると 「今後はちょっとでも改造車はシャットアウト!」

そーなっちゃう気持ちもわかりますよね

 

あと、これは僕個人では全く理解できませんが

「価値を落とす改造車は見ません!しません!」

まあ バイク屋さんも色々で 僕のような

現状 不満があれば改造したら?
なおっさんもいれば

ノーマルが最高なんじゃ!手 付けるな!

なおっさんもいます

後者の場合 自分のポリシーで商売してるわけですから 無理矢理作業させる事はできませんよね

ただね 価値って何よ

中古で売る時の査定?

そんな事 気にしてバイク買う?

僕はね 雑誌やネットを見て 目と心をキラキラさせて 「こんなん乗りテー!」

それがノーマル車でも 改造車でも その人にとっての最上の価値なんちゃうの?

そー思ったりします

 

次に 毎日 沢山改造のご相談のメールが来ますが

当店のお断りする改造

あるんですよ

ってのがね  写真を送ってきて

「こんなんにして」 は全く致しますが

「寸分違わず これにして」

これは 嫌です

作ってて面白くありませんし そんな丸ごと人のマネ

提供するのも嫌です

全く同じ それが欲しいなら それをその写真のオーナーに訴えて それを買って下さい

さらに 当店の過去に作ったバイクをさして

「これと同じの 作って」

それも嫌です

そう  面白くないからです

 

せっかく来てくれたお客さんを断る?

高飛車?

お前もやないか!

でしょ?

でもね 20年 一人の(たまにガヤガヤ)店内で黙々と作業してるわけですよ

それにあたう 達成感や充実感がないと そんなもん継続できません

同じもんを作って 達成感 僕はね 得れないわけで

大体ね カスタムって 何よ!人の真似する事?

僕は 「自分流」

これをカスタムと思ってるので 以前も書きましたが 僕もビビるような

スゲー!かっちょえーやん! ってなご依頼をね お受けしたいわけです

で、ここ何年かは そんなご依頼がないので もうフルカスタムはしません

そーなった経緯があってね

モチ 「ここをこーして」 そんな部分ごとのご依頼は 僕の趣味関係なくしますよ

(族車は嫌よ)

 

 

 

とね なんだかバイク屋のヘンコなおっさん集 みたいなお話でしたが

公務員ではないので お客さんがバイク屋を選ぶように 一応はねバイク屋もお客さんを選ぶ権利はあるわけで

結局は君のニーズをピシッと叶えてくれるバイク屋との巡り合い

これが大事になってきますよね