CustombikeLIGHT カスタムバイクライトのブログ

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データよりも!


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たまにね お客さんで

「新型のこっちの方が7馬力 多いねん」

とかね 言われるんですが

それが原付なら大きな差になりますね

ただ、リッターバイクの馬力

7馬力増えただけで 乗ってわかる?

 

今日はそんなお話

 

まあ 工業製品なので 色んなデータを数値化

それを加味し、比較、あーだこーだと 購入するかどうかの判断材料にしたりしますね

それって至極当たり前のお話だと思います

 

最近はバイクの写真撮るにもiPhone様のカメラ使ってますが

一眼レフを使ってた頃なんかは、画素数がどうとか まあ色んな数値を見てました

ってな具合にね  何か趣味とか 熱心になる男子って ややこしい事を考えながらも

心の根っこは少年だったりします

 

でね 結局 数値とか それを飛び越えて

この乾いたシャッター音が好きやねん

とか 少年は そんなファジーっちゅーかアバウトっちゅーか

五感で気に入った物を長く使うって事 ない?

 

そう 頭の薄くなった  髭を蓄えた  シワに年輪を重ねた少年達

最後はそんな個人差のある感性に訴えかける物を愛用するに至ります

 

それがね バイクの世界にも往々としてあってね

顕著なのは ヤマハのSRだったり ハーレーだったり

馬力でゆーと 大した事ないもんを実に楽しんでる人が多い ってのがそうちゃいます?

 

でね それって数字化するには ちょっとムズイ!

ニコンがカシャっ  だとすると

イカは カシャッ

そんな感じで 人の五感に訴えかけるものは 言葉や数字では表せません

 

ほなどーせーっちゅーねん!

ってなわけで バイクでいうとね 試乗会ってのが各メーカー やってたりしますね

中古車で言うなら 可能ならバイク屋さんで試乗させてもらって下さい

それでも 足りないとは思うんですが 乗ると乗らないでは全く違いますからね

足りないっちゅーのは 人の借り物のバイクっておっかなびっくり乗って

その魅力 充分自分に伝わらないと思うってな点でね

やっぱり一番しっくり自分の感性とマッチするかってのは 所有して 遠慮なく高速や峠をぶっ飛ばしたり しないことにはね。

 

さらには 自分の感性って 自分で100パー理解してる?

僕はまだまだしてないような気がします

速けりゃ速いほど良いと自分では思ってますが ノーマルSRに乗った時は

いやん コイツ 気持ちえーやん

とか思ったりしますし

トモスに乗って 道路の左端をトロトロ走るのも 悪くないこともあります

極端な例ですが 自分にマッチするモノってバイクに限らず まだまだ知らないモノ 沢山あるんですよ

それをカッコつけて先人はこう言います

自分探し 

 

っちゅーわけで 自分に合うバイクに巡り合うまで 色んなバイク 買いまくってよ!

じゃーなくってね

今自分が所有してるバイク

色んな使い方してみてよ

ってのがね 今日 言いたい事で

人にも 新たな一面があるように 実はバイクにも新たな一面 あります

 

先の7馬力 上がった新型に目移りする人

目一杯 アクセル開けてる?

250cc以上あればね アクセルをラフに全開にしてみると なんとも普段味わえない景色が見えますよ

その手前でビビリミッター効かせて 何をあと7馬力 求めるの?

300キロ以上で僅差でバトル  負けたことあるの?

 

とかね スポーツバイクに 荷物いっぱいに積んでキャンプやロングツーリング

向いてないですよ 向いてませんがね 一回やってみてよ

ポジションとか積載性とか そりゃしんどいでしょうが

それと引き換えに 自分の相棒に「お前 こんな顔あったん?」

そう感じることもあるかもね

 

4発でちょっとしたイージーな林道や、スクーターで峠の下り坂を攻めてみたり

足りない物を顕著に感じながら それでも頑張る相棒になんだかね 

愛が深まっちゃうとかあるかもね

 

でね  そんなこんなで 自分の好みってやつがわかってきたりするもんです

足りない物が見えた分ね 

俺はもっと楽にロングツーリング したい人だったんだ!

俺はもっと軽快に林道を走りたい人だったんだ!

俺は下りだけじゃなく 上りもかっ飛ばしたい人だったんだ!

 

乗り換えても良いですし 足りないモノ カスタムしてっても良いかもね

 

とにかく 今あるモノで、色んなことしてみてよ

その中で 君の求めてるモノ 見えますからね

 

でね 本当に自分自身が求めているものが理解できた時

そこに細かな数字 データは存在しないんじゃないですか?

それより大事な物は君の奥に眠ってる少年が知ってるとね 僕は思うんですよ