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やるやん!若者!


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先日 いつものようにバイクで帰宅していた時のお話

 

大きな交差点で信号が赤になってね ボケーっと待ってたんですよ

ふと前に目をやると 対向車線の信号の向こう側で フラフラ〜っと

お爺さんの乗る原付が来てね ポテっと転けたんですよ

 

人が歩くほどの速度で転け方もズリズリってなほどでもなく どっちゅー事なさそうなんですが

見れば まーまーなお爺さん

原付は元より 自分が立つのもおぼつかない感じでね

まあバイク屋として その前に人として手助けするじゃないですか?

 

しかし、長い長い信号  なかなか変わりません

青になれば交差点で強引にでもUターンして近寄ろうかとも思うんですが

さすがにこの大きな交差点を信号無視するってのは二次災害にもなりそうなのでね

「ちょっとの間 ゆっくりしとけ!おじい!」

ってな感じで待ってたんですが

その間にお爺さん側の歩道を走るチャリに乗る 見た目高校生くらいの若者

迷わずチャリを止めてガードレールを越えてお爺さんの救助に向かいました

 

さらにその後に走ってきたこれまたチャリの若者

同じようにガードレールを乗り越えて助けてます

 

で、抱き抱えられるように起き上がったお爺さん

バイクのセルを回して 無事エンジンもかかり その時ちょうど信号が青に変わったんですがね

もうこうなると僕の出番はないね

グッジョブ!若者二人!

ってな具合にね  通り過ぎたって それだけのお話なんですが

 

バイク屋やってるとね この手の若者ってのは なんとも厄介な存在で

「原チャの調子悪いんですけど お金かかりますか?」

とか

「自分でやるから 悪いところだけ教えて」

とか

「工具貸して」

とか

ちょっとね バイク屋の事 ボランティア団体と勘違いしてない?

ってな人がとっても多いんですよ

割合で言うと9割を越えます

まあ 僕が高校生の頃とか思い出すと わからなくもないお話ですし

まして今の高校生は携帯代ってな重荷を毎月背負ってますから 余計にマニーに対してシビアになってるのは分かるんですがね

それを可哀想だと、 自分と自分の家族の生活をほったらかしてまでどうにかしようとは思わないでしょ?

貧乏学生だろうが 高給取りなおっさんだろうが やる作業に対しての対価に差はありませんよ

 

ってなわけで 若いのが来るとね「またか」くらいのスタンスで接客というか 

タダでなんかせー ってな人なので客とも言えない人に接するわけですがね

なんだかねー

それって間違ってるのかもね ってな事をね この交差点劇場で思ったんですよ

 

見た目 高校生っぽいから またなんか気の悪い事 言いよんで

と、ハートにシャッター降ろしてんと この日見た若者達のように

なんとも気持ちの良い青年なのかも知れませんしね

実は大人よりも 当たり前の事を即座に行動に移せる常識人かも知れませんしね

相手が若い という理由だけで毛嫌いしてた自分がなんだか不細工に思えてくるわけですよ

 

長く商売してると

工賃かかります

工具は貸せません

そんな当たり前の事 もう説明するのも面倒になったりね

するんですが そーじゃなくって 昨日今日ライダーになった若者達

バイク屋ってそーいう所 ってのをね その都度しっかりご説明しないとね

大人として優しくね

そんな事を知らせてくれた若者達のお話でした