CustombikeLIGHT カスタムバイクライトのブログ

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お客さんに教えられる事


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とね 前のブログは事故についてでしたが

やっぱりね 危ないんですよ バイクって

そりゃ 二輪みたいな不安定なもんに 軽4よりおっきなエンジン積んでぶっ飛ばすって

この一文だけでも なんとも危ない!ってのが伝わりますよね

 

で、ツーリング部でも 「木野にはついて行くな!」ってなお触れがあって

せっかく軽快な二輪に乗ってるねんからと、ぶっ飛ばしたり年甲斐もなくやってるわけですが

僕はね どうやら強運の持ち主らしく

その運だけで 16から今に至るまで 擦り傷程度の怪我しかないですし

ヘルメットの世話になった事はありません

それにあぐらをかいて 普段はツーリング部でも一番舐めたカッコで乗ってます

在庫車や修理車の試乗なんかで色んなバイクに乗るので任意保険も入ってません

 

ライダーとしてはダメダメ男なわけですよ

 

ですが 先日 血を流して救急車に乗るライダーを見てね

ちょっと考えるところがあってね

今日はそんなお話

 

何年か前に行ったツーリングで メンバーの二人が転倒しました

一人は砂利に滑って

一人はなにがどうなったか知りませんが 壁にズリズリってな具合

その二人は 今もツーリング部でもキャッキャゆーてますがね

どちらもウェア 拘ってます

肘や背中 肩にフワフワの入ったウェア

着てます

暑苦しい真夏も 安全を優先して装着してます

 

さらに最近の事故では エンジンガードのありがたみを見たメンバー

帰ってくるや否や 自分のバイクに合うエンジンガード 注文してました

 

前にも書きましたが 一瞬で君の人生を終わらせる乗り物

だからって やっぱりライダーでおりたいやん?

なら そこを少しでも回避できるグッズがあればやっぱり揃えたいよね

 

ウェアに関してはね

砂利でずっこけたHさん

その時もパッド入りのウェア着てたんですが、そのパッド部分がズルムケになっててね

これがなかったらえらいとこやったわ!

 

壁とお友達になったMさんは 肩を負傷して ちょっとの間 お仕事に支障があって

それから忍者みたいなアミアミのパッド 付けるようになりました

 

バイクの装備で言うとね

エンジンガードがあるおかげで、ダメージが超ちょびっと!

それをメンバー全員が見てました

そりゃ それを見ると欲しくなっちゃうよね

 

でね そんなのはググればなんぼでも出てきますから、割愛しますが

ハートの部分でね

お話ししますが

僕はただのバイク屋さんです

教習所の回しもんでも 白黒の公務員様を崇拝してるわけでもなくね

ですが、色んなライダーを見てきたから まあチョロっとはね あえて偉そうにものを言います

 

そんなライダー達の中でピックアップするのは、ツーリング部の松本さん

彼はバイク歴35年ほどなんです

ソフテイルと隼に乗ってるんですが

ハーレーはもとより、隼に乗ってる時でも 超ゆっくりマイペースなんですよ

前がどんなにぶっ飛ばしても、後ろがどんなに詰まってても(知らん車なら横に寄って譲ってますがね)

どんな時でも自分のペースを守ります

それって実はとっても凄いことなんですよ

 

例えば 君よりバイク歴が浅かったり 排気量が小さかったり

そんな若輩が前をぶっ飛ばそうもんなら 「アホボケ!身の程をわからしたろかい!」

となっちゃいそうじゃない?

例えば 後ろから 自分と同じバイクがピタッとついてきたら

「アホうんこ!生意気なんじゃい!」

とならない?

普段はならなくても、上司にゴチョゴチョ言われた後とか、嫁にガチャガチャ言われた後とか

そんな時に遭遇しようもんなら、オリャリャー!ってな事にならない?

 

それがね 松本さん どんな時も絶対に危ない事はしません

バイクに乗ってる以上 100パー安全ってないのかも知れませんがね

限りなくそれに近い、で 何かあっても自分のスキルで充分対処できる速度域でやってるわけですよ

それってねバイクを知ってるんじゃい!ってなアホの自惚れた僕よりももっと大事な

「自分を知ってる」って事なんでしょーよ

 

しつこいほど書きますが

上手な運転ってのは 事故しない運転です

これはね 何を言われようが断言します

そしてそれを実際実践するのはなかなかに難しい!

先のイライラ時もそう

雨が止んで太陽が出て来れば 気分も上がって来てオリャリャー!となりそうですし

僕なんかは中学時代の陸上部のサガからなのか 平常時でも前に何かいると抜きたくなっちゃいますし

前を走る仲間に必死に着いて行こうとするとアリャ?ってな事もあるしね

 

しかし、自分を知り そこを超える事はせーへんねん!何を言われても どんなに挑発されてもせーへんねん!

それがツーリング部のダンディー担当の松本さんです

 

カッコよくね?

凄くね?

ってな人ですから

ツーリング部 参加5回までは 松本さんを抜いてはダメ!ってな掟も出来つつあります

 

スーパーマリオならね、全力Bダッシュで ピョンピョン飛んでオリャリャー!
と行っても亀に噛まれるか 食虫植物の上にポチャ くらいですがね

バイクでそれ やっぱり痛いやん?ともすれば死ぬやん?

で、僕がぶっ飛ばしても 松本さんが追いつくのってタバコ1〜2本くらいの差なんですよ

その差で危険を冒すってね やっぱりだいぶアホやん?

 

僕が言うのもおかしいですがね

松本さんを憑依して書きますよ

 

「焦っても ゆっくりでも 君の到着時間に大差はないよ

そして、そのリスキーな走りは到着しない可能性を大きく上げてるよ

君のバイクが時速300キロ出る? だから何?

それに乗る理由はね 300キロ出すためではありません

何に乗っても自分の処理できる速度で 走れや

速いやつがえらい事なんか1ミクロもないよ

遅いやつが不細工って事も同じくないよ

一番不細工なのは 君を想う人を悲しませる事なんじゃーないですか?

今日も笑顔で送り出されたんでしょ?

笑顔で帰ることが、そんな日常がね

風になる?負けてられへん?俺最強?

そんな自己陶酔よりもっともっと大事な事でしょう?

そしてずっとずっと バイクに乗ってよーぜい

仲間が集まって バイクとエッチなアホな話ししてようーぜい

その為にも 君は生きてなあかん  怪我してもあかん  無茶したらあかん

俺と一緒にバイクに乗っててくれなあかんねん!」

 

 

 

 

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