CustombikeLIGHT カスタムバイクライトのブログ

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バイク屋の 困るお客さん


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こんにちは

Custom bike LIGHTの木野です

 

今日はね 僕ももちろんそうですが

知り合いのバイク屋さんや

おそらくは多くのバイク屋さんが ウンウン 

言いそうな 困ったお客さん

そんなお話ですがね

やっぱりお客さんは神様 とまでは言いませんが商売をしている以上は

僕と 僕の家族にご飯を運んでくれる人 なわけです

多くのお客さんは お客さんと バイク屋のおっさん としてお付き合いできますが

やっぱりこっちも人間ですから 万人とうまくはやれないわけで、、、

 

 

まあ バイク屋の愚痴だと思ってゆる〜く進めてまいりましょう

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まず 

「今 お金ないねんけど 直して」

そんな人 おるん? 思うでしょう?

これね月に一人は必ずやってきます

財布に二百円しかない状態で吉野家行って

「お金ないけど 大盛り!」

そんな度胸 僕にはございません

「今度持ってくるから」

とか言われるわけですが 何度も来ている常連さんならこれまでの信頼関係もございますが

初見の知らない人が急にやってきて それを承諾できるほど 私 裕福でも寛容でもございませんゆえ

お引き取りをお願いするんですよね

小さい人間で申し訳ない!

 

次に

昔レースしてた友達の整備技術を盲信している人

これも結構多くいたりします

「レースしてた友達に直してもらってんけど 調子が悪いねん 同調かなー?」

レースって走ってたんでしょう? 直す事をレースとは言わんでしょう?

なんでレースやってた人の整備がそれほど信用できるのか僕には全く理解できないんですが

ほぼ そんなバイク 見てみると実にイージーなミスだったりします

プラグキャップとコード 社外品が付いてますがしっかり刺さってないとか

キャブの組み方がわやくちゃだったりするんですよ

インシュレータのバンドがゆるゆるだったりね

でね わけがわからなくなってくると 同調が悪い!

言うんですよ

バイク整備の入り口に立つ人の多くが大好きなワードの一つです 同調!

実際ね 同調だけが悪くて調子の悪いバイク 

僕の経験では 1万台に1台くらいです

なんですがね

素人が勝手に触るな!

なんて事 ちっとも思いません

僕がそれを経て今に至るわけですからね

ただ 世の整備士さんたち 今の整備技術を身につけるために

そりゃーたくさん壊してきてるんですよ

キャブをオーバーホールしよっと

おわ エアブローでいろんなもんが飛んで行った!

フロートの支えブリッジ 折ってもーた!

ジェットニードル ふんずけて曲がってもーた!

とかね

ネジ 根元で折れよった!とか

してきてるわけで そうならないように経験を積んで

そーなった場合のリカバリー方法もその都度 頭を抱えて考えてきてるわけです

でね 比べてみてくださいよ

  わやくちゃになったバイクを直す工賃

  壊れた状態そのままでバイク屋に持っていく工賃

はるかに後者の方が安い場合が多いんですよ

 

もし君が将来整備士を目指しているなら 自分でやって 壊して なんとかする

バイク屋に持って行って その作業を見せてもらうとか 

それって 有意義な経験なんですがね

もしそうでないなら 君の限られたお給料 無駄に多く使ってしまう恐れを大いに含んでおります

でね 僕たち整備士からしても わやくちゃになったバイク

やっぱりね 見るのは結構しんどいんですよね

双方のために 大事なバイク あんまり本業としていない人に触らせないほうがね

僕は良いと思うんですよ

 

次に

なぜか自分のバイクをバイク屋に自慢しにくる人

まあ います

当店がカスタム屋だから特に多いのかもしれませんが

やっぱりね お仕事ですから次のカスタム案を思い巡らし 日本だけじゃなく世界のカスタムシーンを

日頃 調べたり見たりしています

そりゃー凄い人 世界にはいるわけで もちろん日本にも沢山います

そこにね ちょっとでも近づけるように 日々精進の日を送ってるわけですが

ある意味 そーやって目の肥えた僕や 世のバイク屋さんにとって

ノーマルのバイクに20万円のポン付けマフラーが付いているとか

「へー、、、、 ほんで?」

なんですよね

分かりますよ 20万円のマフラー 凄いですよ 僕なら絶対に買えません

それをね 自分で付けたとするなら それもすごい苦労があったんでしょーよ

それこそ 5時間がかりで あーだこーだ言いながら 途中で雨とか降ってきたり

大変だったんでしょう

でもね 恒例の例えばのお話

僕が牛丼 めっちゃ苦労して満足する味になった!

それを持って 吉野家 自慢しに行きません

当然ね 「へー、、、ほんで?」

と言われるのが見えに見えまくってますからね

どうぞ 針テラスにて お願いしますね

バイク屋さんに来られても 願っているリアクションは取れそうにございません

すいませんね 小さな人間で

 

まだありますよ

「ちょっと工具と場所 貸して〜」

これはね 当店が狭いから だったりもしますが

工具ってのは 整備士にとっての手足だったりします

美容師さんのハサミや 中華料理店のフライパン同様にね

その手に馴染む工具を色々試して 時には超高価なスナップオンやマックをね

晩飯のおかずを一品減らして揃えたりしてるんですよ

そんな大事な工具 そりゃーね世の整備士さん 大事に大事に使ってるんですよ

スパナでも使い方一つでモチは大きく変わりますからね

それを貸せ?タダで?

無理ですよ そんなもん

というわけで 車載工具を一通り 貸す用に置いてる知り合いのバイク屋さんがいますが

まあショッボイ車載工具では整備士でも上手な整備は出来ません

バイク屋の前で自分でやって 壊して 結果 バイク屋の世話になる

余計な工賃が発生する

ね いやでしょう?

 

そんな人用にレンタルガレージ みたいなのがございますゆえ

そちらをご利用くださいますよう お願いしますね

 

あとね

「動かんようになってんけど キャブが悪いと思うねん」

いや それを調べるのは整備士ですから

申し訳ございませんが 素人の憶測は邪魔でしかございません

ただね どーいう状況で どんなタイミングでそうなったのか

それはしっかりと教えてくださいよ

それが正確なほど 修理完了の早道につながりますゆえ

お願いしますね

 

次に

「あそこのバイク屋が どーでこーで 最悪やで」

それをまた違うバイク屋に言ってどーなるんでしょう

バイク屋知り合いネットでは そのような人とはあまり関わるなとお達しがございます

何かあると また違う店で悪口言われて キリがない という理由ですね

僕が興味あるのは 他のバイク屋さんがどんなかっちょえーもん作ってるか

でね

他のバイク屋の不評というか その人限定の悪評に あんまり興味がございません

逆にそれを興味津々と聞いて 同調するようなバイク屋があるとすると

あんまりね 良いバイク屋ではないと思いますよ 僕はね

 

 

 

とまあ わりと書いてると出てくるもんで

今回を持って 僕が小さな人間であると 言いふらして 自分自身も認識するところではございますが

普通にね 良好な関係を保ちたいと思ってるんですよ ホントにね

 

「暑いやろ 飲みーや」とコーヒーを差し出してくれる人

「今度 飲みにいこーや」と汚いツナギの僕を誘ってくれる人

一人でやってる僕を手伝おうとしてくれる人(時に邪魔な場合もあるんですが)

良い人 多いんですよ

でもね みんな そうしてくれい

じゃーなくって

普通に 不調のバイクを乗れる状態に直してね

それ相応の対価を支払っているのにもかかわらず

笑顔で「調子えーわ!ありがとう!」

それが 先の  ん?という思いを吹っ飛ばして よっしゃ次も頑張ろっと

そう思えるエネルギーの元でもあったりするわけでね

まあ こうして続けて行けたりするんですよね

 

 

 

 

 

 

ちょっとね ネガティブな内容が多かったので次回は モーチット 明るいお話を考えておきますね