最近 ブログによく出てくるから？
分かりませんが ハーレーがとっても多いんですよ
改造でも修理でも なぜ？
ってなもんですが
エボ ソフテイル のロッカーカバーからのオイル漏れ
国産で言う ヘッドカバーですね
エボはここ 3枚重ねになってます
でね こんなもん ヘッドのネジ 4つ外してガスケット 変えるだけやろ？
そう思うじゃないですか？
このあと なんともだるい作業が待ち受けてます
まず 何にせよ タンク外すのがうっとおしいですよ これ
ハーレー専門 有名ショップの元整備士に
「これ 一滴もこぼさんと外せるヤツ おるん？」
聞くと、
「俺は3滴で外せる！」
豪語してました
まーえーかと
ヘッドカバー外しにかかりますが、後ろバンクのカバーが知恵の輪を通り越して
どないしても外れよれへん
「個体差 あるで」
らしいんですが 整備士にとっては大ハズレの個体みたいです
フレームとエンジンの隙間
こんな詰める意味 何？
あと1センチで良いからあけといてよ
あほなん？
いつものように国産慣れした僕はデビットの洗礼にあいます
さらに ロッカーアーム 外す必要がありますが そりゃ INもEXもバルブを押してない状態にするじゃないですか？
ん？
クランク どーやって回すねん？
国産なら 大体がフライホイールの真ん中 ソケット突っ込めるようにホールになってますが
デビット君 モチそんな気の利いたもんないです
ならプライマリーカバー 外すん？
ですが、クランク回したいだけで オイルの入ったカバー 外したくないよね
というわけで2速に入れて バイク自体をちょっとずつ動かしてリアホイールでクランクを回す
ってな感じです
カバーにホール付けるの そんなに嫌なん？
あほなん？
で、はまってんのかどうか分かりにくいパッキンとか
あとでフレームが邪魔で中途半端に入れとかな入らないネジとか
もうイライラマックスで作業して終了
とね 本当に国産やってると ハーレー触るとイライラします
君のアメリカ人ってどんなイメージ？
「おう 細かい事 気にすんな！」
とか ちょっとした事で
「シーット ガッデーム ファーック」
ってな急に暴れそうな手の甲が毛むくじゃらの半分ゴリラの整備士
想像しない？
ところがね 実はハーレーやってる人の方が実に気長に細かい作業をネチネチ やってます
これね以前ベスパやってて ライトの中の配線とかワイヤー 整備してて思ったんですが
僕の中のイタリア人像を覆して こんな細かいチマチマした作業 してるん？
思った事があります
日本人って 勤勉で細かい作業 得意としてるイメージじゃないですか？
それが整備となると 僕は特にそうかもしれませんが
アホか！ なんじゃこりゃ！ 何考えとんね！なんも考えてへんやろ！
そんな罵声が一人の店内に響いてることもあります
でね 整備の点での国民性
僕の立場から言うとそうなんですが
メーカー様
作ってる人の国民性でいうとね
イメージと合致しますよね
ハーレーなんかは
「ロッカーカバー 外れへん個体がある？ まーえーんちゃう？ちっこい事気にすんな！」
とか
ベスパなら
「ライトの中に手が入れへん？知らんがな！手のちっこいやつにやらしたら？」
的な？
とね なんだか今日もハーレーの事 けちょんけちょんのお話でしたが
全ては僕の未熟な精神が原因だったりするお話でした
でも イメージ 変わったでしょ？
ハーレー屋さんのゴリラみたいな整備士
実は 超繊細に そして気長に出来てるんですよ
でね 今回のブログで一番言いたかったのはね
そんな国産に比べるとね 整備でもカスタムでも ひと手間もふた手間もかかるデビッド君
よく聞くじゃないですか？
「ハーレー屋は工賃 高い」
それね 金持ちのバイクを扱ってるから
とか 調子こいてる とかじゃーなくってね
それ相応のイライラと戦ってるからなんですよ
国産しか触らない整備士には思いも寄らない追加作業の連続と
それに付属する技術や知識、道具 あるからなんですよね
ですので もし君がアメリカなりイタリアなり
国産でも 部品供給の厳しい旧車なり
その辺 乗りたい！ってな時は しっかりとした収入と知識が必要って事ですよ
知識？
やっぱりね それ相応の作業がいるとはいっても ちょっとボリ過ぎちゃう？
ってなお話も聞くので
高いけどちゃんとした整備してくれるショップ
安いけど それなりのショップ
高いしそれなりなショップ
これを見極める知識 必要です
もっと言えば
安いしちゃんとしてる！
これがあるとベストですが、なかなかねー
当店はどれに当てはまるのか
自分ではわかりません。。。
