CustombikeLIGHT カスタムバイクライトのブログ

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ニューキャンプ号 ちょっとずつ作っていこか!


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寒くなってきました

という事は キャンプ熱がメリメリ湧き上がる季節で

ずっと考えてたんですよ

全てを兼ね備えるニューキャンプ号

いつか作ろっと!

 

でね 過去にキャンプに使ったバイクを思い返してまして

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以前 割と真剣に作った初代キャンプ号

チビを後ろに乗せてタンデムキャンプも行きましたが

これのデメリット

125ccなので高速道路に乗れない

ホイールの輪が小さすぎて、林道では21インチオフロード車には置いていかれる

林道に行くまでの一般道路 パワーがちと物足りない

ですが頑張った分ね

メリットも沢山ありました

前のキャリア 重いものを沢山入れても、全くモーマンタイ

後ろ荷重になりがちなキャンプ仕様より安定感がかなり良かったです

で、これがフォークマウントではなくフレームマウントなのでハンドリングの邪魔をしません

これは次回に受け継がなくてはね

 

で、

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委託販売を良いことに 売れるまで僕の足として頑張ってくれたKTM 990SMT

やっぱり1000ccもあるので、キャンプ地までの一般道や高速道路は超楽チンですが

大きすぎる、重すぎるってな事で 林道へたっぴな僕には無理です

こいつがもっと軽けりゃ良いのにね

 

次に

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トリシティ125

こいつに至っては林道は最悪でした

結局、軽二輪登録にして ノーヘルで通勤号にしているとすぐに売れちゃいました

 

で、一番まともなトリッカーにセローの足 ってなキャンプ部顧問のバイクをチョイチョイ借りたりもしましたが

やっぱり17馬力、5速ミッションは高速道路では非力!

で、リアキャリアにモリモリ積載するので シミー効果っちゅーんですか?

要はリア荷重が過大すぎて、フロントがフラフラするってやつね

一般道をぶっ飛ばすにも、山道の登りにも こりゃ恐ろしいぜ!

ですが やっぱりオフロードバイク

ゴロゴロ岩をものともせず走破します

やっぱりゆーだけのことありますね

 

ってなね まあ 何に乗っても一長一短なわけですよ

なら それを全て良い塩梅にするバイク

カスタム屋が作るぜい!ってなもんで

まずはベース選びね

 

250ccオフロード

やっぱり林道ブリブリ走るなら これに限ります

あと、セル付きね

ぬかるみでキックなんてしんどすぎるやん

で、12V車

ETCとかグリップヒーター 付けたいやん

出来れば空冷

山奥で冷却水 漏れてきたとか 嫌やん

6速ミッション

オフロード車は大体、250cc単気筒になるので高速道路で、余裕を持って走るには必要ですよね

出来ればキャブ車

山奥でポンプが死んだ!とか もう無理でしょ?

 

ってな感じで ヤフオクで色々ポチってはいたんですが、なにそれ?

今 コロナかなんだか知りませんが中古車が高騰しております

ちょっと前まで3万円ほどだったバイクが 10万を余裕で超えます

自分用のバイクにそんなに出せません!

 

ってな時にキャンプ部顧問から

「ビッグニュースや!」

聞いてみると エンジン逝かれたTT250Rレイド 

キャンプ仲間がもーイランって

なぬ!?

話はトントンと 入庫しましたレイド君

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ベース車の希望を全て兼ね備えております

キャブ車

セル付き

12V

30馬力

そして6速!

準備は整いまして やって行きましょうか!

とは言いながら、冬にも関わらず修理がとっても多い!

ってなわけで、一般業務に支障をきたさないように 残業と休日の牛歩作業になるんですがね

そりゃ お客さんのバイク ほっといて 自分のバイク 触ってたら怒るでしょ?
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前オーナー

これであちこちキャンプしていて、すでにキャンプカスタム 進んでいます
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不動ってわけで 圧縮を測るとなんだか弱い

ピストン&シリンダー あかんほどの傷?

バルブにカーボン?

後者に望みを託し プラグ穴からキャブクリーナーをモリモリに詰めといて

まずはきちゃないキャブをバラしましょうか

っちゅーかもーエンジン 開けるつもりなので どっちでも良いんですがね
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アルミもスチールもまあこんなんです

1994年式ですから、今2022年

28歳にもなるとあちこちこーなりますよね
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いつもと気合いが違います

全バラからのウェットブラスト

スチール部分はシルバー塗装

ボルトステンレス化

最高のキャブに仕上がりました
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で、エンジンをかけると プリっとかかりました

やったぜ!

しかし、超爆音!

オーナーが引き渡しの時に言ってました

「マフラー 穴空いてるで」

なんとその穴をスリッパで埋めていました

やるぜ!前オーナー!
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これしきの穴、溶接で埋めても良かったんですがね

スイッチON状態の僕は ステンレスの材料をゴソゴソと

そしていつか使うかと置いていたスーパーサウンドサイレンサー

オリャってな具合に 作ってしまいました

スーパートラップと一緒で皿の枚数で音量調整可能

おっさん化した僕は もうあんまり爆音ってのが好みではないのでね

調節できるってえーやん
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前側のエキパイはノーマルからステンレスなので ウェットブラストからの磨き倒しで

綺麗になりました

ヒートガードはシルバーに塗って きちゃないエンジンとはチグハグに!
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サイレンサーの固定をウインカーのステーから取ったので、リアウインカー 変えないとね

これまたいつか使うかと在庫していたチビウインカー

積載の邪魔にならなそうでえーやんか
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次はキャリアの加工ね

このキャリア シートとフラットになっていて、キャリアからタンデムシートにまたがって大きな荷物を詰めそうですが、箱を置くと、乗ってる間に前にズレてくる

そんな経験も過去のキャンプからしてますからね

まずは穴を開けて
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袋ナットを溶接します

袋ナットですので、雨が降ってもキャリアの内部に水の侵入はありません
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で、箱が前にズレてこないストッパー兼、荷掛けフックをねじ込んで完成!

クルクルっと外してしまえば、タンデムシートに跨る大きな荷物も積めるってな寸法です
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こんな感じね
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次はサイドカバーね

ノーマルが不細工すぎたのでアルミの板で作りますか!

ってな時に、ノーマル いっぺん切ってみたる?

良いラインになりましたが また嫌なら作りますかい?
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で、そんな感じで通勤の足に使っておりまして

ある日、用事で顧問を後ろに乗せることに。

すると 狭い狭い

おっさん二人で乗ると こんなに狭いんですか?

チビとキャンプってのも想定してますので、すくすく巨大化していくチビ

これは対処が必要だぜ!

ってなわけで、キャリア延長

どーせやるならってなわけで 倍ほどの長さになりました
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で、袋ナットをまた後ろに溶接

この状態で顧問と二人で跨ってみましたが、超楽チンになりました

後ろの人は半分キャリアに座ることになりそうですが まあしんどければ座布団でも敷く?

ずっと狭いより これは効果大ですよ

長物も積める

タンデムも楽に出来る

箱がずれてこない

積載量も増えた

色んなシーンに対応できるキャリアになりましたよ

 

ってなわけで 次はシミー軽減の 最大策

フロントキャリアの製作にかかりますかね?

ってな時に アルゴンガスがなくなっちゃいました

 

溶接のできない改造屋は ほぼ何もできません。。。

 

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二日後 アルゴンガスが届いて進めていくぜい!

まずはネック部分にステーの受けを溶接します

これ SRなんかのカウルつける時の必須作業です

でね、シミー対策のフロントキャリアですが よく見るキャンプ仕様はフォークにちょっとしたキャリア 付けてたりするんですが これ あんまり重い物を積むと今度はハンドリングに影響するでしょ?

重い物を詰めないキャリアはシミー対策にはなりませんので、超丈夫なフレームマウントキャリア

これが林道を想定するキャンプ号には必要だと思うんですよ
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で、ハンドルを外して フォークのトップキャップを抜いてフォークを底付き状態にします

この状態でキャリア 作らないと 走ります フォークが沈みます キャリアとタイヤが干渉します

それ、アホすぎるでしょ?


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大きくて重い物 積むにはこれくらいかね?
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フォークを戻して ハンドルを左右に切ってもフォークに当たらないアームをキャリア先端にドッキングします

これで十分な強度は出てそうですがね

フロントキャリアが折れて前輪に巻き込む

怖すぎるでしょ?

さらに強度を増しましょうか

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フレームにステーを溶接して、上には補強も入れて
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倉庫に転がってた エンジンガード 装着

下側はノーマルストーンガードと一体になってます


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で、こいつからまたアームを伸ばして突っ張り棒的な?

これで強度さらにアップ!
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さらにさらに プレートでステー作ったり あーだこーだ補強を入れます

これで 僕がキャリアに乗ってもビクともしないキャリアの出来上がり!
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次はフロントフェンダー 作ります

アルミを曲げて強度をつけて、振動で割れてしまわないようにします

それをキャリアにボルト止め
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後ろ側はハンドルを切ってもアーム達に当たらないようにノーマルをカットして

ドリルドで装飾してOK!
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次は ライトね

2個ともキャンプ部顧問のお下がりLED

薄い方が常時

丸い方は超眩しいので、ハイビーム時に使用します
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こんな箱 積むと林道では直前の路面が見えませんが、積むかどうかはその時のシーン次第

数回のバイクキャンプでね

行く場所によって 林道があったり なかったり

タンデムだったり

色んなシーンがあるわけですよ

っちゅーわけで その時その時 フロントもリアもチョイス出来るってのが良いじゃないですか?

でね、バイクキャンプの先輩達

車キャンプと違って 椅子でも食器でもシュラフでも、いかに小さくコンパクトになるかってのを重要視してます

そりゃ 積載量 車とバイクは大きく変わりますからね

で、そこにはあったら良いのに積載オーバーだから ってな諦めちゃう物も出てくるわけですよ

っちゅーわけで それを解消して、シミーも軽減するであろうフロントキャリア

完成!

 

お次は さらに物積んだろか!ってなサイドキャリア 作って行きますか!

 

しかし、一般修理が。。。