CustombikeLIGHT カスタムバイクライトのブログ

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職人とは!


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職人というのは 素人と比べて何がちゃうかってーとね

技術や経験はもちろん

「ゴールに向かう執念」

これがね やっぱり全然ちゃうわけです

 

例えば塗装

ちょっと前にエクストリーマーのお仕事で タンクのパテから塗装まで致しましたが

僕は塗装職人ではないですよ

ないですがね、イラチで短気な僕がなんとも時間と手間をかけて

見れるラインまで仕上げるわけです

 

一方 素人の塗装

例えば 若い頃の僕のお話

下地なんか超適当です

パテを盛るも、面を出すのが大変すぎて これまた適当

サフェーサーからクリアーまで水研ぎなしに一気に吹きます

なんなら 乾かすのもそこそこに 半乾きの状態で上塗りに移行したりね

で、出来上がり

なんか綺麗くない。。。

ザラザラ。。。。

パテの所 段差見え見え。。。

 

先ほどのように 技術と経験が少ないにもかかわらず

職人より少ない工程、時間で綺麗になるはずがないんですよ

特に塗装に関しては「いってまえい!」

この気持ちはゼロにしないと 必ず仕上がりに影響します

 

ってな事 偉そうに書いてますが 先の通り 僕は職人ではないと自負しています

塗装は毎日 塗装ばっかりしてる人

これを塗装職人と呼ぶとね 僕は思うんですよ

でね、そんな職人のお仕事を目の当たりにしたってのが今日の本題です

 

 

下のチビがコロナになって、長期自宅待機ってな感じで

風呂は毎日入りますが、髪をとかす必要もなく ほったらかしていると

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後頭部に団子ができました

これが何をやっても取れません

1時間かけて 毛先からといで、やっとこの状態ですが ここからにっちもさっちも行かない

ってなわけで LIGHTツーリング部の水川さん

以前こちらでも紹介しましたが

https://custombikelight.hatenablog.com/entry/2021/07/19/160600

彼の待つ美容室へ、「助けてー!」

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彼は紛れもない職人です

その職人が「こんなん無理じゃい!」ってなら ほな切ってもーてよ

ですしね

なんか職人のスーパー裏技があったりするのかもね

ってなもんですが 膨大なリンスを塗ったくって 実に気長に少しずつほどいていきます

そのお時間 なんと 3時間!

素人の僕が1時間で

ケチったちょびっとのリンスで

根を上げて ほどけるわけがないんですよ

その根気や継続するパワー

冒頭のように 成功に向けた執念

これがね やっぱり職人ってやつなんだと思うわけですよ
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で、3時間やっても まさに親玉

これがあと6時間はかかりそうな毛玉

「どーする?」

もうね 職人様の手を3時間酷使してしまったわけですよ

「切ってまおーや」

「えーの?」

「かめへんかめへん 毛なんかまた生えるし」

僕はもう生えませんがね
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ばさっと
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で、チョキチョキっと

と、これね3時間が無駄やったやん

ではなくって、3時間かけてもつれまくった団子を少しづつ毛先に向かって移動してたんですよ

この3時間がないと もう長女 ちょっとの間チータばりのスポ刈り生活を送るハメになってたんでしょう

すげーぜ!職人様!
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どんな世界 分野にも職人っていてね

そのいずれもが 僕たち素人が考えるほど 簡単にやってのけてないんですよ

モチ バイクの整備や改造もそうです

 

技術があれば  

この道具があれば  

1発でシュッと完成じゃ!

素人ほどそう思いがちで、職人に向かって簡単にものを言う事がね往々にしてあるわけです

バイクなら 「切って貼ったらえーだけやろ?」

髪の毛なら 「もつれてる所で切ってもーたらえーやん」

飲食なら 「焼いて塩かけたらえーだけやん」

そう

前のブログとかぶりますが 素人ほど職人の事をドラえもんと認識しています

そこへ至る長い長い工程を見ずしてね

 

でね ここで手を抜くと後々 えらい目にあう

ってな経験と

いくつも試して 一番自分の手に合う道具を探し

その上での技術向上

ここから先は まさに執念だけがお客さんを満足させる1番の近道と知ってる

それが職人と名乗っていいんだとね

僕はそう思います

 

そんな他業種の職人を目の当たりにし、自分もかくあるべき

そんな貴重な経験をさせて頂いたコロナ明けの夜のお話でした

 

もし君が何かの職人を目指しているならね

毎日毎日 それに携わり

24時間 寝てる時も夢に出てくるほど考えてね

執念を持ってそれに取り組んでくださいよ

器用さや道具はその後のお話じゃーないですか?

 

それが無理なら職人と名乗るには 本当の職人に失礼だとね

思っちゃいますよね