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受験なんかやめじゃい!


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私的な事です

スルーしてね

 

先日 帰宅すると 中学受験があと1ヶ月 ってな長男が

塾の宿題をせずに遊びに行ったと 嫁から激しい叱責を受けております

 

まあ そんなもん 子供だからね〜 ってなもんでしたが

三つの宿題があってね 全部せずに行ったと嫁

ならまだしも 「全部したから遊びに行ってもいいか?」と言って遊びに行ったらしいんです

でね うち二つは嘘をついたと認めたんですが、残りの一つは「絶対にやったんだ!」

と テコでも譲りません

 

嫁はね チョイチョイ嘘をつきよるチビに

やってない場合にすぐにわかる罠を仕掛けてたそうです

それにまんまと引っかかるチビ

もう状況証拠は全て揃ってるにも関わらず それでもやったと

 

僕の立場からするとね 嫁の言う事が合理的に考えて9割

しかし 1割は そこまでゆーんやったら なんかの間違いかい?
で、チビを嘘つき呼ばわりして 心を深く傷つけるのではないか?

 

なんでね

嫁が仕掛けた二つのトラップ  そして2/3 やったと嘘をついたチビを信用できるか?
それをひっくり返す位の納得いく説明を求めたんですが 苦しい言い訳と 最後はダンマリでした

 

で、激怒するのは嫁

宿題せずに遊びに行った

これはまあ 受験前にどーかと思うけど 大目に見ても

嘘を嘘と認めないチビ

「あかん もー愛されへん  どーにでもなれ」

ってなモードに入ってしまってね

 

相談の結果 更生施設ばりの 寮のある中学校とかね 色々ググって探してたんですよ

で、見てみると

盗み 喧嘩 喫煙 飲酒 登校拒否 家に帰ってこない

まーまーなスケールのチビが通ってます

それに比べるとね 「嘘つき」

これ なんかショボナイ? ってなもんですが、

 

チビにね

「お前はそのちっこい嘘を認めない為に こんな施設みたいな所に行くことになるんやで

恐ろしい周りの連中にバキバキに言わされてな!

どーや 嘘を認めるか?」

認めません

 

んーー

末恐ろしい奴になるかも

これはリアルに考えなあかん? とか真剣に思ってきましたよ

 

で、とりあえず受験と塾はもう辞めようと

頭が賢くても嘘つきより

アホでも正直者を まずは目指そう

今後、また賢くなりたければ高校受験で頑張ればいいしね

 

そう結論づけて 昨晩は就寝したんですよ

 

3年間 何百万円もかけて 彼がゲットしたのは ウソをウソと認めない忍耐力でしたがね

まーえーか ってなもんですよ

お高い投資でしたが、まだチビの間にそれを知ることが出来ましたし

これからは 勉強に追われず ゆったりとねチビと向き合っていこか

 

思えば中学受験ってね なんかちゃうくない?

小学校で習ってる事を大きく超えるような難問

大卒の大人に聞いても頭を抱えるような問題ですよ

それって進学塾に行かないと無理でしょ?

っちゅー事はやっぱりね 貧富の差が学歴の差にダイレクトに繋がるしね

そういう子供を上から順番に欲しがる学校

この3年見てきて まだそこに納得は出来てませんが チビが自分の意思で行く!

なもんで、行かせて、夜は横についてやらしてたんですが

 

小学生に 何をさせとんねん!

子供の小さな心を潰すに充分な勉強量やないか!

頭は良いか知らんけどよ! 心のおかしくなったチビがそんなに欲しいんかい!?

 

で、大学から就職

そんなおかしくなったチビが社会の上の方で幅を利かせるわけですよ

 

分かってますよ

受験って 「やらなあかん時にやらなあかん事をしっかりやってきたんか?できる子なんか?」

それをテストして確かめるってなもんでしょ?

しかし 我が家の出した答えはね

今のやらなあかん事に あの大人でも根を上げる量の勉強と

金にモノを言わせた勉強

それを含まない事になったわけですよ

 

それに心を潰されて 嘘を平気でついて さらにはそれを認めなくなってしまったチビ

オカンが泣いてても まだ認めないチビ

普通に遊んで 普通に家でキャッキャゆーて テレビ見て 

学校のヌルい宿題だけしてれば もっと正直で 人を想える人間になってたかもね

 

嫁はまだチビを許せずにいますし

チビはそれでもなぜか塾は辞めたくないと泣いてますが

僕はもう次のステップに行こうかと思うわけですよ

 

まずはね

かしこの嘘つきより

アホの正直者に

親としての舵は そっちに向けるべきじゃーないかとね

思うわけですよ

 

どんなに嘘つきでも 君と生きてきたこの12年間は消えません

あんなにかわいかったチビが えらい汚れちゃったぜ ってな寂しさはありますがね

それでも やっぱりね 男前で強く大きな男になって欲しいわけです

 

親も子供も こうやって間違いながら一緒に成長しようぜ

我が家にとっての中学受験ってのは 間違った道だったのかもね