CustombikeLIGHT カスタムバイクライトのブログ

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サスとフェンダーの関係性


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カスタム依頼にとーーーっても多いのが

リアタイヤとリアフェンダー スレスレにしてくれ

ってもんです

改造屋の僕なんかはもうやり過ぎて 見慣れ過ぎてどうも思いませんが 世間一般ではかっちょ良く見えるようです

 

で 毎回説明するのが面倒なのでこうしてブログにして 次からはこのページを見てもらおっと

って内容なので そうでない人には面白くもなんともない今日のブログです

 

まず自分のバイクを上から押すなり乗るなりでタイヤとリアフェンダー どう動くか見てみてよ

体重がかかるとタイヤとフェンダーの隙間 縮こまらん?

 

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ってのが右側の黒い線のリアサスペンションが伸び縮みして動くよね

すると緑の丸を軸に赤いスイングアームが上に下に動くわけです

普通はね 白いフレームにリアフェンダーって固定されてるわけですから白と青の隙間ってある程度必要なわけです

(一応 SRやダイナのような2本サスの図で書いてるけど モノサスだろうがソフテイルだろうが原理は同じですからね)

これを無視してタイヤスレスレにフェンダーを付けるとサスが沈んだ時にそりゃタイヤとフェンダーが当たるでしょ?

そんなもん改造と言いません 改悪と言います

(たまにショップで作ってるバイクでも見るけどね)

 

と言う事は?

まず考えられるのは

「サスが動かなければ行けるやん!」

そう リジットバー ゆーたらノーサス状態になれば人が乗ろうが何をしようが白と青の距離は変わりません

 

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例えばこーゆー事です

でね

これにはデメリット 当然あって

リジットは車検に通りません

なので車検時は伸び縮みするサスが必要なので

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こうなるわけです

フェンダーが不細工に高いでしょ?

もう一つ デメリットは普段はサスが路面の衝撃を吸収してフワフワ乗ってますが リジットになると吸収してくれませんからそりゃ乗り心地は雲泥くらい悪くなります

あと 車高が下がるのでサイドスタンドで立たなくなるのでショートスタンドが必要になるよね

 

って説明をすると

「乗り心地は悪くしたくないねん」

そーですか。。。

なんですが まだ第二案があります

ってのが

図で言う赤い部分にリアフェンダーが固定されれば青い丸と一緒に動くんでね?

ってのが

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この辺になりますが この2台はサスがノーマルです

(上のソフテイルはリジットバーに見えますがフェンダー固定のアームでサスは腹下に付いてます)

乗り心地がそのままでスレスレ 達成!

ってなもんですが これにはこれのデメリットあります

まず 加工が大変!

スイングアームに固定するわけですが ノーマルスイングアームにはそんなに都合良くフェンダーを付けれる強度抜群のステーなんて付いてる事 まずないです

で 強度抜群に付けたぜ! 彼女とタンデムランだぜ!

ですが 前のライダーは白い部分に乗るわけですからサスの恩恵はあれど タンデムライダーは赤い部分に乗る

と言う事は?

サスの下に乗ってるって事です

俺はサスあり 彼女はノーサス ってななんとも亭主関白な乗り物になるわけです

あと 上の2台のシートを見ていただけると分かりますが 前と後ろに繋がったダブルシートは付きません

そりゃ白いフレームと赤に固定されたフェンダーはサスが動くたび 動きますから当然よね

 

「嫌や シートとフェンダーはペタっと付けたい」

もうこうなってくると4次元空間のお話になってきます

エアサスなんかを付けて止めてる時はベタベタに

乗ってる時は車高を上げてフワフワに とか言うのもありますがビビるお値段になってきます

 

色んなご依頼を頂きますが「物理的に無理よ!」

ってのも少なくなくってね

ドラえもんにゆーてよ と思う事もしばしばですが まあバイク屋でない人がそこまで普段「サスが動いてここがどーこー」っての 考えないよね

これを参考に理想のスタイル 模索してね