事故 出来れば避けたいんですが やっぱりしてしまう事もあってね
バイク屋さんにも 事故修理 やってきます
でね 一人でコケて事故してん なら話は早く
悪いところ どこ直す？ とね 修理なり せっかくならと改造したりしますが
相手のある事故の場合は話は複雑になってきます
例えばね 8対2 で 相手の車に非が大きい場合
よくあるケースです
バイクってのは一応は車に比べて交通弱者になりますからね
でね 8割 貰えるもんですから安心！と思うでしょう？
実はそうでもないんですよ
車の修理代が100万円 その2割をバイク側が負担するわけですから20万円ですね
で、バイクの修理代が10万円とするでしょう
8割貰えますから 8万円
割合 8対2やのに！ 差額の12万円 持ち出しやんか！
ってな事もね あるんですよ
ちょっと極端な例でしたが 何を言いたいかというとね
事故して得な事なんか滅多にないって事です
後ろから追突されて 10対0 ってなケースを除いてはね。
で、事故したってなライダーが当店にきますが
そりゃー鼻息を荒げて相手の車の非を訴えてくるんですが
バイク屋ってのは修理するのがお仕事ですから どんだけそれを言われても何も変わりません
「ウンウン そーかー かわいそうに ほな10万円やけど5万円にしとくわな」
ってな事にはなりません
頂くべき修理代をね ライダーから頂くのか 相手の保険屋から頂くのか
その違いなので 相手の非を訴えるのは 相手の保険屋さんや 事故の検証の警察様にお願いしますね
で、まずは事故によって破損した部分をリストアップして見積もりをあげるんですよ
ここでバイク屋さんには 見積もり代 というものが発生します
当店では5000円ですが 見積書を作る代金ですね
かかります
で、この5000円 実際に修理する場合はね 修理代金に含まれるので
実質0になります
なんでそんなことするん？ですがね
見積もりってね 結構手間なんですよ
メーカーのパーツリストなんざ年々価格が上昇しますからアテになりません
今現在の値段を調べて それに付随するパーツ類や 工賃の算出
できればね 僕はやりたくないお仕事です
で、見積もり書を渡すと それっきり という方も多いわけで
そんな手間なお仕事をタダ働きって事もあるんですよ
っちゅーわけでね 修理するなら当然見積もりをあげるわけですから
そのための人質的な意味合いでね
そんなショップがほとんどじゃーないですかね？
で、その見積もり代 相手の保険屋に請求もできますので 見積書に「見積もり代 5000円」
と記入します
ですので 事故修理をバイク屋さんに持っていかれるライダー
立て替えの5000円は一時的にでも用意していただけるよう お願いしますね
修理する場合は 修理代から渡した5000円は引かれますゆえ
それが終われば それを相手の保険屋さんに提出しますよね
相手の保険屋さんが「見積書 嘘ついてない？」ってな意味で現車を確認しにきたりします
で、相手の車の損傷や事故割合をあーだこーだして 最終的なお支払い額が決まるわけですが
これが保険屋さんによっては長い 実に長い場合がございます
バイクがね 傷はあるものの 走れる状態なら良いですが 乗れないくらい損傷している場合
保険屋の調整の間 別の足をどないかしないとね というお客さん
いつまで この邪魔なバイク 修理できんと預からすねん というバイク屋さん
イライラして待つわけですが ね
ここはバイク屋さん 頑張ります
その旨を保険屋さんに 結構ね強い口調で訴えて 「はよしてくれ！」 プッシュします
ですのでライダーからも 出来るだけ強いプッシュ していただけるよう お願いいたします
実際ね ゆーのと言わないの 全然違ってきますからね
あとは 相手から降りる修理代と 絶対に修理したい箇所をバイク屋さんとライダーが相談して修理を進めるわけです
まあ それ以前に ややこしい話 修理か全損か 選択する事になる場合もあります
修理なら見積書通りの内容ですが
全損の場合は 保険屋さんが定めた車種と年式なんかで 決まった額があります
これが安い！ こんなはした金で 同じもん買えるかい！
そー思うことが多いです
というわけで 相手のある事故 した場合は 本当に面倒で ややこしい話になりますので
そのバイクを修理する時は 絶対的に信頼できるお店に依頼してください
わからなければ わかるまでそのバイク屋さんに聞いてください
どんだけ相手の保険屋さんに強く言えるか ゴリ押しできるか
このスキルが バイク屋さんによって変わってきます
それがね 早く直せた！
もっと言えば 持ち出しなしで 全部直せた！
にもつながりますゆえ
僕を含めた 世の多くのバイク屋さんは ライダーの味方になって相手の保険屋さんと対峙するわけです
時には 無茶なことゆーて 落とし所を優位な方に寄せたり
出来るだけ ライダーがライダーであり続けるために 君の側になって頑張っております
でね 事故して得なことなんかないよ
でしたが それをきっかけにちょろっと予算内で改造したり
事故をきっかけに なんかかっちょよーなったやん
ちょっとでもね 事故の精神的ダメージを和らげる方にアドバイスとかね 提案したりもします
と、今回も信頼のおけるバイク屋と付き合ってよ
ってな内容でしたが これまた知ってるのと知らないのとでは変わってきますからね
ライダーの味方になってくれるバイク屋さん 多いと思いますが
そんな手間な事 したくないんじゃ ってなバイク屋さんもあるでしょーから
慎重に選んでくださいよ
繰り返しますがね ライダーがライダーであるために。
事故をきっかけにバイク おりちゃう人も 少なからずいますからね
事故をしない運転 大事ですが ゼロにはなりませんから。
もし事故した時も 建設的に取り組んでくれるバイク屋さん
抑えといてくださいよ！
