CustombikeLIGHT カスタムバイクライトのブログ

大阪市のオートバイ 販売 修理 カスタムショップです

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当店 フルカスタムは、やってません


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改造屋さんの僕と 改造を依頼されるお客さんの間には

当然ね 知識もそう 経験もそうですが

感性というものが乖離してることがございます

まーね 感性なんざ立場を抜きにしても 全く同じ人なんていないわけですが

今日はちょっとそんなお話

 

まずね 改造を依頼されるお客さんの想い

カッチョ良くしたいねん! だったり

速くしたいねん! だったりするでしょう?

その想いが先行し過ぎて それに伴うデメリットはあんまり考えてません

僕だって バイク以外の事では そーなってしまいます

 

カッチョ良く!

の裏には 乗りにくくなったり しんどくなったり 不便になったり

そーなってしまう事が多分にしてございます

 

速くしたいねん!

の裏には 燃費が悪くなったり 耐久性が落ちたり 日々のメンテナンスが欠かせなくなったり

そんな事 多いです

 

それをね 改造前に結構説明するんですが、夢見心地のお客さんの耳にはあんまり届いてません

もーちょっとしつこく説明しないとね

ってな自己完結ですが

 

スタイル的なお話

 

当店  というか 1人でやってるのでね “僕”のカスタム車を作る 作りたい!ってなモチベーション

誰だってそうでしょう?

エッチな絵が好きで そればっかり描いてる画家さんに ゴリゴリのおっさんの絵を描いてくれよ

依頼しても その絵描きさん モチベーションは上がりませんよね

牛肉は塩で食うんが1番うまいんじゃい!ってな調理師に

ツケダレの依頼が来ても 多分モチベーションは上がりません

 

僕のモチベーションの上げ方ってね

やっぱり 色んな改造車を雑誌や 最近はインスタで見てたりしてね

「こんなもん 俺の方がカッチョえーもん 作れるわい!」

ってなね ゆーたら シンプルにカッチョえーもん 作りたい!

だったりするんですよ

でね 最初のお話

毎日 改造車に携わる僕と 、依頼者さんの間にはその辺でスタイル的な意見の相違が出来るわけです

極端なお話

「こんなブッサイクなもん 作りたくない」

そー思ってしまうわけですが これ 趣味じゃなくって一応お仕事なんでね

やるのはやりますが モチベーションはそりゃ人間ですから

下がっちゃうわけです

 

でね こんな事 大きな声で言うことではありませんが どっちかっちゅーたらって話ですよ

僕も純粋に作りたい!と思うバイク 細部まで頑張って作り込みますが

カッチョ悪い。。。そー思ってしまったバイク やっぱりね 気合いは抜けてしまいます

もうオーナーの言う通りだけやろっと 

折れたり そーならないだけの補強は最低しとこっと

みたいなね

 

ただね 商売的には後者が良いんですよ

前者は 僕の気合いが入り過ぎて お金にならないこだわりポイント満載でね

まあ 大変な加工をあんまり目立たない所にしたり ゆーたら自己満足的な部分が増えて

その分 マニーから遠ざかってまいります

 

でもね 僕がお金が大好きでお仕事するなら 改造屋さんなんか辞めて中古車屋さん します

っちゅーか バイク屋 辞めるかもね

話は戻って 「カッチョえーバイク」作りたいわけですよ

 

でね 当店がキチャナイ農機倉庫から軌道に乗ってきた頃から始めた

「インターネットでフルカスタム」

遠方の人でも写真を送って 次の指示を仰いで その通り作る ってなカスタム

現在は受け付けていません

何年もやって何十台もやってきてね

やっぱりね さっきの話

お客さんの依頼が 「カッチョ悪い」そー思う事も多く

それでも 言われた通りやってきたんですが

乱暴な言い方をすると モチベーションを保てないカスタムバイク製作「もーいや」

とね 終了したわけです

前回のブログの通り お待たせしてしまう とかね そんな理由もありますが

どっちかっちゅーと もーいや そっちの方が大きいかもね

 

別にね お客さんの依頼がダサイ とか

俺!ハイセンス!

とか言ってるわけじゃーなくってね 

お客さん 素人のくせに!とか

俺!なんでも熟知してる!とか

そーでもなくって

まあ単純に お客さんの依頼 ブサイクに思えてしまったら

それを仕事と割り切れない 僕のヘッポコさがね 一番の要因だったりするんですよ

 

そもそも カスタムバイクなんざ 自由なもんなんで こーでないとあかん!と言う決まりはございませんが

一つ 大きな決まりがあります

それがね 改造前よりカッチョ良くならないと!ってな事ですよね

その唯一の決まりから 僕の中で外れちゃうとね〜

 

というわけで 前回に続き ご依頼のフルカスタム 当店は当分しません

というお話でしたが 修理や部分的なカスタムは従来通り 致しますし

現在 相談されているお客様の分は 完成イメージをお聞きして それなら作ってみたい!

そー思ったものですので、お客さんが嫌じゃなければさせていただきます

 

どんどん商売からかけ離れていく当店ですが

あと 体が動くうちに何台作れるかわからないカスタムバイク

僕の中で満足できるものしか作りたくないわけですよ