CustombikeLIGHT カスタムバイクライトのブログ

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電圧計のお話


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ちょっと今やってるお仕事で

電圧計付ける?付けない?

ってのがあったので

今日は電圧計のお話をば

 

バッテリー管理については以前書いてるので

https://custombikelight.hatenablog.com/entry/2019/10/04/125850

こっちも合わせてね。

 

電圧計って 単体で付けてくれ ってなご依頼少ないんですが

僕がね ちょっとの間 足に使おっと

ってなバイク ほぼ全て付けます

 

冬眠中の刀1100

初代キャンプ号のアジリティー125

高速ぶっ飛ばし用のR1

新キャンプ号のレイド君

 

ツーリングなり 普段の足にもやっぱりね 電圧計

欲しいんですよ

 

なんで?

 

まずね 今のバッテリー状況がわかります

あーだこーだと 色んなバイクを試乗したりしてますので 久しぶりに乗ろっと

ってな時に お前の状態 どんなんやねん?

ってな具合にね

 

次に 発電 整流 ちゃんとしてる?ってのがわかります

バイクってのはエンジンがかかると バッテリーに充電を始めます

これね 色んな部品で色んな事しとーるわけで

そのどれかが壊れよると あっちゅー間にバッテリーが死にます

その代表が レギュレータってやつですが

これがまあ 突然死によるんですよ

以前は R1で六甲を気持ちよく走った帰りに大雨!

まーえーわ

次の瞬間 プスん!

最悪でしょ?

バッテリー点火のR1君は バッテリーが死ぬと不動車になります

その原因はレギュレータなんですよね

他にも ホンダのX4や Ducati全般 80-90年代の多くのヤマハ

まあ 死によります

それ どんな状態か 見ときたくない?

僕はね ツーリングやキャンプに使うバイク

電圧計は必須アイテムになってます

 

でね そんな訳のわからん数字 出されてもわかるかい!

ってな人もいるでしょうから 電圧計の見方

知ってる人も おさらいしときましょーか

 

まず 朝イチ キーを捻って見てみると

大体11-12Vくらいです

ここはあんまり気にせんときましょうか

セルが元気に回れば問題なしです

9-10Vくらいなら セルの元気は弱いかもね

 

で、エンジンがかかった時

かける前より電圧の数字が増えていればOKです

13-15V あれば 発電 整流 しっかり仕事してます

もし エンジンかけても電圧が上がらない場合は すぐに最寄りのバイク屋さんへgo

で 16Vを超えるようなら これまたバイク屋さんへgo

なわけです

 

簡単でしょ?

 

足らん分はわかるわい

いっぱいある分にはえーやないか!

なんですが 発電ってのはエンジン回転数に比例してブリブリ電気を作るわけですよ

ただね バッテリーも そんなにいっぱい食われへんのじゃ! ってな分をほかしたろか

ってな機能をするのがレギュレータ(レクチファイヤー)ってやつで バッテリーの胃袋を超えてほりこんだ挙句 バッテリーパンク!ご臨終!

ってなケースもございます

ですので 16Vを超えるってのは立派な故障になるわけですよ

 

これがアホになると 

バッテリーが腹減ってるのにほかしよる

バッテリーがたらふくなのにまだほりこみよる

2つのケースがありますし

その手前の 通称ダイナモ

正確には 交流発電機なのでオルタネーター 、ACジェネレーターという場合もありますが

この故障もありますし、それらを結ぶ配線の断線やボディーアースとのリーク

ってな 整備士でもちょっとイヤーな修理が待ってますが

それ以外にもね

最近多いのは

USB グリップヒーター フォグランプ 電飾 ETC バッテリーから電気を取る電熱ウェア ドライブレコーダー

など 便利な反面 バッテリーを虐め倒す電気グッズが多いので 故障でなくても電圧が下がっちゃうってのが 特に小排気量車にはあったりします

 

それら全てをパッと見てその状態を把握する電圧計

あった方がよくない?

R1のように キャブでもバッテリー点火の車種はもちろん

今の現行車はほぼ全て インジェクションでしょ?

これは始動から 燃料供給まで 全てバッテリー任せです

イコール バッテリーが死ぬと 始動しません

運が良ければ押しがけでかかりますが 先の通り 充電系統が悪いとすぐにプスん

ってな 恐怖体験が待ってます

 

とね ここまで真剣に読んだ方なら もう既にAmazon楽天が気になってきたんじゃないですか?

ってなわけで 過去の取り付け事例から

えーもんと悪いもん

ちょいっと ご紹介します

 

まず USBポート付きの電圧計

とこんなのがごろごろ出てきますが、いずれもチャイニーズさんです

ということは?

いつ壊れるかわかりません

2番目のやつ レイド君に付けて 一回キャンプツーリング で使い

次のキャンプには見事 壊れてました

まあ 壊れてもしゃーないかってなお値段ですが 一番うっとおしいのは また買って 取り付ける手間ですよね

ですので この手を付けたい人は 簡単に取り替えれる取り付け方を推奨します

 

で、そんなんめんどくさいわ!

とね 僕もチャイニーズさんにイライラしてきて

今僕が実践してるのは 電圧計とUSBポートを分けるってな方法です

まず電圧計は

上のはまだ信頼できる KOSO製

下のは お値段から分かる通り チャイニーズさんです

この電圧計ってのは僕の経験では中国でもそれほど壊れません

デジタルは嫌じゃい!ってなクラシックスタイルな人は

針の電圧計もあるので調べて下さい

ただね 結構 電圧ってコロコロ変わりますし、針はあっち行ったりこっち行ったりで

正確に見たい場合はデジタルのほうが見やすいですね

 

で、USBポートは

超信頼のデイトナ製 一択です

上はそこら辺に適当につけたい時

下はハンドルスイッチの横なんかにスリムに付けれます

電圧計と足しても そんなに高くないでしょ?

電圧計とUSB一体型でもね 大体はUSBポートが壊れよるんで

まあこのチョイスでお客さんにも勧めたりしてます

 

あと、多機能メーターに電圧計がセットになってたりしますが

上の理由から 常に見ときたいので 僕は電圧計を別に付けたりします

大体の多機能メーターが ボタンを何回も押してトリップやらオドやらの次に出てくるので

電圧見るにもうっとおしいのでね。

 

ってなわけで 今日はバッテリーと、充電系統の状態に超敏感な僕のオススメでしたが

家の近所なら良いですがね

林道の中腹で不動車!

龍神の上りでプスん!

そんなトラブルも楽しめれば良いですが なんぼ整備士でも 車載工具で直せる部分ではないので

ここだけはね やっときたいですよね