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経験と臆病さ


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前のブログで

整備士っちゅーのは 経験を積む程 仕事が遅くなる

みたいな事 書きましたが今日はそんなお話

 

整備士っちゅーのはな!

みたいに偉そうにモノを言えるほど 僕は優れた整備士ではございません

っちゅーか 社会不適合からの しゃーなしでダラダラとね これしか出来ること ないねん

的な?

大分と前ですが 整備士の資質はゼロであるというブログも書いてます通り 自己評価で認めております

 

そんな僕がね 20年以上やってきて思う事が冒頭の 経験を積む程 ってヤツです

資質はございませんが それでも経験だけはね 人並みには積んできましたので まあ言わせて下さいよ

 

例えば ボルトオンパーツの取り付け

一括りに言っても それを作ってる会社って沢山あるでしょ?

国だって違う事 多いです

まさにポン付け!って場合もあれば

なんじゃい! サンダーやドリル 時には溶接機や旋盤が必要な自称ボルトオンパーツもございます

それを持ち込んで来られて

「はい 付きました」

これって取り付けた人のスキルなり経験なり設備がとっても大きくクオリティーを左右します

 

でね 僕が作業しながら常に頭の隅っこに棲みついて離れない事があって

せっかく安くない工賃 お支払いして取り付けに来てくれたわけですよ

そこらへんの「メカに詳しい先輩」や

「修理メインの町のバイク屋さん」

これらとは取り付けにもしっかり差を付けないとね

ってな事なんですよ

経験から

「ここはブルブル震えやすいよね ネジロック塗っとこ」

とか

「こんな明日錆びそうなネジ 付属されてもよ! ステンレスに変えとこっと」

とか 場合によっては

「これはすぐ折れるやろ ちょっと溶接で補強しとこっと」

なんて事もあるんですよ

 

「付いたデー」

数週間後

ネジ取れてパーツ 落としたやん!

ネジ まっ茶色やん!

ステー 折れてるやん!

 

これを回避するっちゅーか

経験を積むほどにそれらを予想してビビっちゃうわけです

そう 経験と小心者具合は比例するんですよ

 

でね 僕の知る一部のバイク屋さんとか

そんなクレームが来ると

「パーツが悪いわ 精度が悪いわ 材質が悪いわ」

自分に責任がないように持っていく話術を常に磨いてるようなね

そーいうの チョイチョイ見ます

まあ気持ちは分からなくもないですがね

取り付けマニーを頂いた以上は全部とは言わんけどある程度の責任はなくない?

っちゅーか普段から口を鍛えてんと整備士なら腕を磨こうぜ

と思うんですが

ちょっと本題から外れてまた人の悪口になっちゃいました

時を戻そう!

 

経験とビビり根性の比例

これって全てのお仕事に当てはまらない?

経験をもっと砕いて言うと

失敗した過去  でしょ?

 

唐揚げの仕込み ちょっとはしょったらお客が減った!

調子乗って足場の上 走ってたら足 滑って転落した!

配達ルート 段取り考えてたら超うるさいジジーの時間指定が過ぎて爆ギレされた!

 

どんなお仕事でも失敗から学んで 行動しながら 次の結果を想像出来るようになっていくもんでしょ?

それを経験というわけでしょ?

これがバイク屋さんの場合 折れる 取れる 壊れる

想像して 極力そうならないような対処をしてるとしょーもないボルトオンパーツにしても相当なお時間がかかったりね するんですよ

 

ですので もしバイクの整備経験がない君がね

ポン付けパーツやろ?やったろやないか!

どんな些細なパーツであっても 経験のあるバイク屋と君とでは その耐久性や美しさ

変わってきます

その時は ドヤ!付いたぜ! と思っていても

その差は時間が経つほど顕著に現れてまいります

いつも書いてますが 結果 どっちが安い?

安全?

 

君が整備士を目指してるなら壊しまくって経験 積んでよ

これまでの僕のようにね!

 

ナンボほど壊してきたか。。。