バイクをどんなに綺麗にしてても
絶対ばっちくなっていく箇所ってあるでしょ？
エンジン内？
まーこれはね ガソリン燃やしてるわけですからしゃーないっちゃーしゃーないよね
タイヤ？
これも走る道によってはばっちくなるよね
犬のウンコ 踏む可能性もあるしね
じゃーなくって ネジ ボルト
これね 最近のバイクは見える部分はステンレス使ってたりしますが 基本鉄です
多くはユニクロメッキっちゅーて鈍く光ってるやつね
安い代わりに錆びやすいです
アメリカンなんかはもっとキラッと光ったクロームメッキのネジ 使ったりしてますが まあユニクロほどではないにしても錆びます
でね ネジって洗車やワックス掛けで完全に磨いたり普通は無理でしょ？
ってなわけで ネジを錆びないものにする ってなカスタム 君もご存知の通りございます
今日はそんなお話
まずはチタン製
ネット見てればピンキリでありますが
特色としては強くて軽い そして錆びない その分 お高い ってなもんですが
「ネジがこんなにすんのかい！」ってほどなので 唸るほどマニー持ってる人は良いよね
当店はそうではないので滅多に使うことはないです
次にアルミ
中国セットで見たことある人もいるかね？
金とか青とかになってるヤツですが
基本的にネジにアルミは使いません
強度がね 弱いのでカウルやスクリーンを留める程度の使用用途くらいですかね？
ただ 金や青 1年経つときちゃなーく変色してるのでこれまた当店では滅多に使いません
最後に僕がよく使うのはステンレスです
お値段は鉄ほど安くないですがチタンほどお高くないです
で ホームセンターにも4、5、6、8mmくらいは揃えれるのでお手軽よね
で 錆びません
電位差や もらいサビとか 細かいこと言う人もいるけどね そんなややこしいお話はググって下さい
そしてそんなもんより にっくきネジの茶色化現象から解き放たれるメリット
こっちの方がよほど効果大と僕は考えます
ちょっとサビ 貰ってるなー って場合 外してピカールやスチールウールでチョイチョイっとシルバーに戻るしね
鉄じゃもう交換くらいしか手はないでしょ？
でね そんなメリットの大きいステンレスボルトナットですが注意点もあって
僕の経験でね あんまり安もん
これを使うと カジル ってな事がたまにあります
ゆーたら ネジが取れるでもない 締まってもない なのに回らない！
ってな超難儀な現象です
どーゆー事？
一度ネジ屋さんで聞いた事ありますが 「精度の悪いネジを突っ込むと抵抗が大きく 無理に回すことにより熱を持ち正も逆も動かなくなる」
らしいです
あんまりアホの僕にはピンと来ませんが とにかく一度そうなると超厄介でね
パワーで外れればラッキーですが 多くの場合 途中で折れます
ラスペネ吹いても 正逆とちょっとずつ作戦でも焼け石に水。。。
さらに穴に残ってるのは鉄より硬いステンレス
このど真ん中に穴を開けて抜くんですが これもかなり骨の折れる作業です
ってな理由から 当店は信頼できるネジ屋さんからしか仕入れなくなって ここ数年はステンレスのカジリの目にはあってないかね？
ここ あんまりケチると後で 超痛い目に遭います
次に ホームセンターで買うねん！って場合ね
10mm以上になってくるとほぼ バイクに合うものは置いてません
ピッチっちゅーてね ネジの山の細かさが変わって来ます
「よっしゃ ホームセンターで10mm買って来たで！付けよっと おう 硬いやんけ！ アカン！ 元に戻そっと おう！元のんも入らんくなった！」
こんな事があるのでね 気をつけて下さいよ
ワックスかけてピッカピカ！なバイクも ネジは茶色いやん
これ なんか冷めへん？
なら ネジ変えよっと
からの もう錆びへんネジにしよっと
普通は思っちゃうよね
なんなら キャップボルトの方が見た目 かっちょえーやん！ とかね
プラスのネジ ここはよーなめよんな！ってところも6角やキャップに変えれば整備性も良くなるしね
ネジみたいな細かいとこ！と思いがちですが
バイクの部品って多くはネジで留まってるので そこが綺麗とちょっとテンション上がると僕はね 思います
当店ではミリネジもインチネジも ある程度 置いてますし なけりゃ信頼のネジ屋さんが数日で持って来てくれます
で ハーレーでも国産でも
「このネジ ステンに変えて〜」
とか
「修理やカスタムついでに ネジはステンに変えといてや」
ってな人 よく来ます
いっぺん 君の愛車
トップブリッジや クランクサイドカバーのネジ
見て見てよ
そしてそこが綺麗とどーかなー ってな想像して？
思うより ドレスアップ効果とメンテナンスフリー効果(美観の上でね) 大きいと僕は思います
こんだけ変えて
これが錆びずにこの状態を廃車までキープ！
