久しぶりの 僕の選ぶ 気持ちの良いバイク!
一個前の記事にも出てきました
KTM990SMT です
KTMってね 僕は毛嫌いしてたんですよ
というのもね 前にいた従業員がオフロードタイプの250に乗ってて
なんじゃそりゃ?ってな壊れ方をしよるわけです
で、オイルシールを注文すると10個から!
いや 一個だけ欲しいねん。。。
で、不要になった時 売値もそれほど高くない
えーとこなしやな KTM
そー思ってましたが、今回代理出品という形で入ってきた
990君
これがね 車検に通して 試乗がてら足に使うこの三日ほどの感想
なんじゃこりゃ!気持ち良すぎるぜい!
LC8ってなエンジンを積んでるデュークとかもそうだと思いますが
なんといってもエンジン
最高です
基本 ダラダラ乗る時は高いギアで低回転で走る僕ですがそんな乗り方するとガタガタすぐにノッキングします
アカンアカン とね 1速落として乗りますが そんな乗り手を選ぶエンジン 嫌いじゃないです
でね 前のとろこいトラックを抜くのにちょっとアクセルをひねれば
ありゃりゃーってな加速を発揮します
ここ最近の国産車 それを忘れているようで
万人受けするように
「加速は抑えとこっと ひっくり返ったら大変やしな
ノッキングとかせんようにギア比も近づけとこっと」
とかね いらん事 ばっかりしてないですか?
昔はRG250γでも TZRでも 「乗れるやつだけ乗れや!どや 乗りこなされへんやろ!でも速いやろ!」 的な強気な姿勢
今なくない?
それがオーストリアからやってきたこのエンジン
えーやんか!
いらん味付けより 「どや!速いやろ!」ってな無駄を削ぎ落とした純粋な速さ
僕はね大好きです
でね いつもの癖で タイヤのグリップを知るためにリアをわざとロックさせて
どれくらいで滑るん?ってなもんですが 一向にロックしません
よく見ればメーターにABS
すげーやん そんなもんまでついてるん?
別にいらんけどな 壊れた時 難儀しそうやし
ってなもんですが このピーキーエンジンに対応した安心ブレーキシステム 付いてます
さらに この在庫車に限りますが
オプションの ボックス サイドバッグ 付いてます
これがなんともよく入る
ちょっと時間あるしキャンプでも行こっと
とかね余裕でカバーしよるわけですよ
まあ オプションのお話は置いといて
次はメカのお話
このバイク
オーナーが乗ってる時からチョイチョイ触ってましたが
まずはマフラーが途中でクラック入る
ってな不具合 起こりましたが これ、多分コケたからちゃう?ってな結論
次に チェーン引きのボルトがステンレスで スイングアームにかじりついて動かない!
ってな事もありました
結局折れて スイングアームを切開手術しまして
「オーストリア人め!ここは鉄にしとけよ!」とも思いましたが
そんな事もあります
と、このバイクの嫌な思い出はそんなところですが
修理や分解整備なんかはKTM屋さんに出していたオーナー
聞けばまーまーな金額をお支払いしてましたので
KTMを乗るなら 自分である程度触れるか ちょっとお財布に余裕がいるかもね
と、どんなバイクも良いところ 悪いとこ ありますが
その悪いところを帳消しにしてくれるのが LC8のぶっ飛び加速じゃないですか?
最近の優等生な国産車にちと不満な君
KTMという選択肢 アリかもよ
でね 余談ですが
初心者ライダーがよく当店でも言うんですよ
「クセないですか?」
クセ
それをどうもネガティブに考えてるようですがそれは逆です
さっきのRG250γなんかね アクセル一定で 動かしてないんですよ
それが7〜8千回転に入った途端 ひっくり返るような加速をします
クセの塊です
これがね なんとも面白い
大体ね くせもなんもないバイク 飽きちゃうんですよ
普通に乗って 普通に走る
おもろない。。。
女子でもそーでしょ?
素直すぎる女子より たまに変わった表情をする女子
どないかしたろか!とか思いません?
じゃじゃ馬をてなづけるように なんとか操ろうとあくせくしてるときが
結局 一番楽しいわけですよ
で、初心者がいきなりそんなバイク 乗ると危ないやん!とか思うでしょう?
イヤイヤ 変なクセがライダーについていない初心者にこそ そーいうバイク
オススメなわけですよ
クセまみれのバイク それをスタンダードにバイク歴を重ねるほうがね
僕は上達も早いような気がしますがね
ちょっとした事に動じない 冷静なライダーになれるんじゃないですか?
っちゅーわけで なんだかね LC8に乗ってて
10代の頃を思い出すってな
性能は全然違いますがね ギスギスした青い春をオーストリア人によってもたらされました
君の周りにもしKTM乗りがいれば ちょっと借りてみてくださいよ
で、アクセルを一回 ぶりゃっと開けてみてよ
君も少年の頃見た 高くて澄んだ空が見えるでしょう