前回
https://custombikelight.hatenablog.com/entry/2022/02/22/180139
超大変だった前回
ある日 お電話
「ごめん やってもーた 取りに来い!」
当店一人なのでホイホイと店を閉めて行けません
ですので 以前も書きましたのでバイク屋までの運搬は自前でどないかして下さい
https://custombikelight.hatenablog.com/entry/2022/11/19/133249
一人でやってるバイク屋に 「今すぐ取りに来い」
ほぼほぼ無理な事はわかって下さいよ
で 次の日 引き取りに行くと変わり果てたお姿に
何か知りませんが曲乗りの練習中に転倒したらしいです
は〜。。。
右のケージも大きく曲がって それだけなら良いんですが エンジンのマウント部分が折れてる。。
もうこうなると元の姿には戻りません
ってわけで 下半分をカット!
ついでにスクリーンに足を置いた時 ヨレるからアーム追加しといて
らしいです
スクリーンに足 置くとかイメージ出来ませんが言われる通り致します
タンデムステップがフレームごと内に入ってます
タンデムっちゅーか ウイリーする時に足を置くステップだそうで 体重載せるので強度は必要です
アルミのベロがやっぱり曲がってるねんな〜
オリャっと戻しますが アルミって一回曲がったものを戻すとその箇所が超もろくなることが多いです
先の通り体重載せてウイリー中にボキ
っとかありえるよね〜
どーしょーかなー
と眺めてると 真上に穴開いてるやん
ステーを作って溶接!
あると無いとでは安心感が全然ちゃうよね!
ついでに外装もウレタンで塗っとけ!
その前にこの膨大なステッカー剥がし。。。
当然 この分 塗装代は高くつきます
前回 超難儀したタンクの補修にパテ盛って削ります
「ついでに塗っとけ!」
ってなシートカウルも 傷を補修しとかないとね
で ウイリーバーは外して切断からのバラバラ状態
この取っ手がウィリーバーのエンドに付きます
バラバラからの短くカットして溶接
だいぶ短くなりました
ウイリーバーが長いか短いか
当然僕にはわかりませんのでオーナーの言う通りね
パテと洗いが終わったので ミッチャクロンからのサフェーサーです
パテはどうしても気泡のような巣穴 出来ますから その穴にサフェーサーの原液を塗り込みます
ゆーたら サフェーサーをパテがわりにね
他のパーツもサフェーサー完了!
からの水研ぎで面を出します
巣穴 無くなったでしょ
取っ手は黒
シートカウルも黒
タンクは前と同じ カワサキグリーン
もうフラフラな毎日ですが日曜日
下のチビと梅田のわたせせいぞう展に行ってきまして リフレッシュ!
すいててゆっくり見れましたが、若い頃みたいな感動 オッサン化したから?
減っちゃいました
クリアーを超厚塗りします
っちゅーのも このあと ポリッシャー作業があるのでね
クリアーが薄いと下地が出てきて 塗り直しやん! とかあるんでね〜
その手間よりも この段階の手間 楽チンやん?
っちゅーか 塗装
修理や加工や配線や 色んなお仕事がある中で
一番嫌いな作業です
一番 細かくて地味な作業よね
でもね その分 一番手を抜くと顕著に見える部分
ちゃんとやらないあかんよね〜
乾き待ちの間 曲がったハンドル変えましょうか
オーナーが持ってきたのは 中古ハンドルでしたが これも曲がってるやん!
まーマシな方使いましょうか
先のようにウイリーする時 右足をタンデムステップやウイリーバーに乗せるやん?
リアブレーキ 踏まれへんようになるやん?
ウイリーの角度を調整するのは アクセルとリアブレーキなわけで、
そんな時 使用するのが 写真のクラッチレバーの下にある 通称「手ブレ」
スクーターのようにこれでリアブレーキ かけれるわけです
エクストリーマーなら必須パーツです
ウイリーバーと 右のケージ タンデムステップのアームが塗り終わって装着!
億劫なのがこれからです
こちらが塗っただけのシートカウル
からの二段階でペーパーあてて
二段階のポリッシャー あてます
塗装中に付いたゴミやザラザラやヌメヌメをこれでシャキッとさせる作業ですが
超時間かかります
あかん!フラフラや!
またまた梅田阪急で今度は ジョジョ展 やってるねんて!
下のチビが「どーしても行きたいねん!」
ほな行こか?
ですが なぬ!?
入場料 要るだと!?
まーえーわい
からの 本日の受付終了!?
なんじゃい!
ほな グッズショップだけでも と思ったら
入場者しか入るな!?
この野郎〜!
わたせせいぞう展のノリで来たとーちゃんの失態。。。
しかし ジョジョ人気 すげ〜!
長蛇の列でしたよ
さあ 仕事しよっと
タンクもフラフラなりながらポリッシャーまで終わらせて
シートカウルの爪が折れてるので ボルトで爪を再現して
完成!
メーターステーとスクリーンの内側のアームも塗って綺麗になりました
エクストリーマーのお仕事は 僕自身が入り口で「怪我する!」と辞めちゃったくらいの腕前なので
僕がどーこー決めれるモノではなくってね 全部事細かにオーナーの指示通り作業します
さらに カラーリングや造形的な部分も オーナーはこだわり満載なので これまた言われる通り!
そんなオーナーのこだわり満載バイク
試乗して不具合チェックしますか
しかし派手!
無事試乗を終え、オーナーが引き取りに来たと同時に
注文してたLIGHT Tシャツ 届きました
https://custombikelight.hatenablog.com/entry/2022/09/26/180657
このデザイン 実は このオーナーにお願いしたモノです
デザイン料 出来上がったTシャツ プレゼント!ってなもんです
と、ちょっと今回も長かったんですよ
これを読む君 エクストリーム 興味ある?
お客さんでも「ウイリー 出来たらカッコえーよなー」
とか言う人 多いので願望としては持ってる人 多いんじゃないですか?
でもね 現実 今回の作業でも 一回コカして 20万円弱の修理代がかかります
で、そんな事 ゆーたらコカす前提の乗り方なのでね
唸るほどマニー持ちか? どーしてもやってみたいんだ!
な人以外はお勧めしませんよね〜
怪我もするしね
で、当店はコカす前提のバイクは作りたくないですし 修理も嫌です
あっちゃこっちゃガードは付いてますが コカしてノーダメージなモノ
ドラえもんやないねんから そりゃ無理よ
このオーナーには公私共にお世話になってるのでやってますがね
やってみたい方はどうぞ他店でお願いしますね